栄養素がそのまま摂れるフリーズドライタイプ

青汁といえば、粉末タイプが主流ながらも色々な形態の青汁が各メーカーから販売されています。
そのなかでも聞きなれない人が多いであろうものとして、「フリーズドライタイプ」なるものがあります。
しかし、影が薄いながらも魅力はちゃんとあるのです。
今回は、そんなフリーズドライタイプの青汁についてご紹介します。

フリーズドライタイプの特徴として最も挙げられるのは、「見た目」です。
その見た目というのは、粉末の状態か固形の状態です。
一見すると、粉末の状態のものは主流である「粉末タイプ」と見分けがつかないほどです。
野菜などの材料を絞ってできた初期状態の青汁を凍結し、真空状態にして乾燥させるというのが基本的な製法です。
実は、この製法だからこそ実現できている大きなメリットがあります。
それが、「製造時に栄養分が壊されることなく残っている」ということです。
粉末タイプの青汁は、メーカーの製法によるもりますがその多くが乾燥などのために製造過程で加熱されています。
加熱すると、熱に弱いビタミン類が破壊されていくので、加熱前の状態に比べて完成した青汁に含まれているビタミンの量は少なくなってしまいます。

対してフリーズドライタイプは、先述のような製法により作られているため加熱は一切していません。
なので、ビタミンが汁を絞った初期状態のままの量で残されているため、素材本来の栄養素がそのまま摂れるのです。
見た目は似ていても、粉末タイプとフリーズドライタイプの決定的な違いといえばこの「素材のビタミンをしっかりと摂れるか否か」でしょう。

ちなみに、このフリーズドライタイプの青汁は最近になって出てきたタイプなので、最新技術を使用し製造している場合が多くなっています。
ゆえに価格も同じ量の粉末タイプと比べると高めになっています。
よって、継続して飲んでいくには経済的負担の増加を念頭に置く必要があります。

また、フリーズドライタイプの青汁は割合としては少なく、通販でいくつか見つけられる程度なため、入手がしにくい、選択の幅が狭いというデメリットがあります。

しかし、ビタミンによる効果を主に目的として青汁を飲んでいるという方にとっては、素材のしぼり汁の時点から劣化・減少していないビタミンを摂取できるということから、フリーズドライタイプはとてもおすすめといえます。
逆に、ビタミンによる効果だけに着目して青汁を飲んでいるわけではないという方であれば、粉末タイプを選んだほうが経済的に楽なので、無理にこちらを選ぶ必要はないでしょう。