青汁効果でコレステロール値が下がる

動脈硬化をはじめとする病気の原因となりかねない、コレステロール値の上昇。
これに悩まされている、薬を服用しているといった方も少なくないことでしょう。
なんと、青汁にはコレステロールを下げる効果があるのです。
今回は、青汁とコレステロールの関係についてご紹介します。

一体、青汁の何がコレステロール値を下げてくれるのかというと、「大麦若葉」です。
どちらも青汁について少しでも知識がある方であれば、もはや言わずと知れた存在でしょう。

大麦若葉の摂取によってコレステロール値が低下するのは、「SOD酵素」がカギになります。
SOD酵素は「スーパー・オキサイド・ディスムターゼ酵素」という名前で、悪玉コレステロールの増加原因となる活性酵素を除去する効果があります。
なので、結果的にコレステロール値のアップを抑えてくれて、病気へのリスクをも抑える働きが生じるわけです。

さらに、大麦若葉には食物繊維も豊富に含まれています。
食物繊維は摂取することによって、まず消化のスピードが遅くなります。
すると、それと同時にコレステロールの吸収スピードも遅くなっていきます。
その後は食物繊維が体へと消化吸収されることなく排出されるわけですが、その排出と同時に脂質も出ていきます。
この働きによって、結果的にはコレステロール値が低下していくのです。

つまり、食物繊維は積極的に摂取すべきものなのですが、注意点もあります。
それは、「摂取しすぎないこと」です。
食物繊維は摂取しすぎると、比例するかのように腸の働きが活発になっていきます。
元々便秘気味の方なら便秘改善効果がありますが、特にお通じに問題がない方、つまり腸の働きが正常であれば、活発になりすぎて下痢などの悪影響を及ぼしてしまいます。

また、消化器官への負荷が多くなりがちなので、胃もたれや腹痛などの悪影響も起きやすくなってしまいます。
なので、「ひたすらたくさん摂取すればいい」というわけではなく、適量を摂取すべきなのです。
結果的に言えば、粉末タイプの青汁を一杯飲むというのが、最も簡単に食物繊維を適量で摂取する方法といえます。

コレステロール値の低下には、ビタミンやミネラルの摂取も効果的です。
これらも実は先述のSOD酵素がもたらす効果と同じ効果が生じ、コレステロールを下げることができます。

このように、コレステロール値を低下させるものは複数ありますが、どれも青汁に適量が含まれています。
なので、あとは自分の口に合うタイプの青汁を選ぶことにより、無理なくコレステロール値の対策ができるのです。