青汁ソムリエの資格を取ろう

ソムリエというと、元々はお客さんの要望に沿ってワインを選ぶ手助けをする人という意味で、フランスやイタリアの料理の世界では重要な存在です。
一方で、健康面で効果的な青汁にもソムリエを名乗ることができる資格があります。
今回は、その通称「青汁ソムリエ」についてご紹介します。

青汁ソムリエの肩書きを持つには、運転免許証や宅地建物取引主任者のように一定の知識や実力を満たしてこそ得られる「資格」を受け、取る必要があります。
実在している資格として、一般社団法人青汁マイスター協会より発足された「青汁マイスター(R)資格制度」というものがあります。
現代日本人の野菜不足の解決策として青汁に着目し、青汁による効果などの重要性を広く伝えていくことができる人を増やす目的で始まりました。
青汁マイスターの資格の内容は、「講座」と「認定試験」の2つに大きく分けられます。

まずは講座を受講することから始まります。
内容は、現代日本人の食生活や栄養に関する問題、青汁の現在に至るまでの歴史、含まれている栄養素、さらにはその効果、レシピなどと、青汁マイスターになるために必要な知識を学びます。
それだけでなく、実際に青汁のテイスティング(試飲)も行ってより深く青汁について学ぶ機会があるため、青汁に元から興味がある人にとっては楽しんで受講することができる講座になっています。

受講時間は1時間半となっており、一般的な大学の講義と同じになっています。
講座が終了すると15分程度の休憩を挟んで、その次に認定試験となります。
時間は40分程度で、講座で学んだ内容などの青汁に関する知識を問う問題が出題されます。
選択式の問題はもちろん、穴埋め問題のような記述式のものもあり、れっきとした試験になっています。
およそ6割から7割が正解していれば合格となり、後に合格していれば合格通知とともに認定証などの「青汁マイスター」を証明する書類が送られてきます。

この「講座」と「認定試験」からなる青汁マイスターの資格ですが、受験料は税込5000円ちなっています。
注意点としては、試験料は当日現金で支払うという点です。
「クレジットカードで払うからいいや」などと考えて現金を少なく所持していては、受験料が支払えないという受験以前の問題になってしまうので、この点は注意が必要です。

また、国家資格ではなく民間資格なので、公務員や弁護士関係の国家資格などのように職業に関して大いに有利になる場合は少ないようです。